元RIZAPNo.1トレーナーが話す、あなたがダイエットに失敗してしまうわけ

身体作りをうまく続けることが出来ない、何度も失敗してしまう・・・そんなあなたのためのブログです。

あるパーソナルトレーナーの失敗 失敗から学べること

これを読んでくれているあなたは、

失敗したこと、ある??

落ち込んだことはあるかな???

 

 

 

良く、

 

失敗を恐れるな

 

言うけど、

失敗ってぶっちゃけ怖いもんね。

周りの視線も気になるし、

どうせなら上手くいっている自分を周りに見せて、

羨ましがってもらったら、なんか気持ちイイ。

 

 

でも、失敗するときは誰にでもある。

自分が失敗した時、

周りは自分より頑張ってないように見えるのに、

自分よりも要領よくやっている。

 

 

 

深く傷ついていて、誰かに言いにくいし。

そもそもで誰も理解してくれない。

 

 

僕だってそうだった。

 

 

 

基本的にはポジティブで、

今は死ぬほど落ち込むことはない僕だが、

 

 

 

今までそんな思いをしてきたことは、

死ぬほどある。

 

 

 

今日はそんな話をしていこうと思う。

 

 

 

大人になって、一番苦しい思いをしたのは、

美容師に就職して一年目のとき。

 

 

先に書いておきたいのは、

別に暗い性格でもなかったし、

周りとも上手くやれると、自分では思っていた。

 

 

 

で、話を戻すと、

美容師って最初に習得する技術は、

大体シャンプーなことが多い。

利用されたことのある方も多いと思う。

 

 

 

じゃあ、入社式が終わって

(そもそも入社式無いところの方が多いんじゃないか?)

何をやり始めるかというと、

 

 

○掃除

○POP作り

○お会計

○ビラ配り

○準備

○片付け

 

 

 

こんな感じ。

もちろん、お客様とお話する機会なんてない。

僕は人が好きで入ったところもあったから、

誰よりも早くシャンプーに合格したかったのを覚えている。

 

 

練習はきついイメージがある?

どうだろう。

 

 

当時は朝の5時半に起きて、出社。

先輩を3~4人シャンプーさせてもらう。

そのあとのフィードバックもある。

もちろん、先輩に前日までにお願いもしないといけないし、

前日にはもう一度確認もしないといけない。

 

 

これを怠ると、

来てもらえなかったし、

一年目全体で責任を取らされた。

(その日の練習がすべて中止になった)

 

 

 

営業が終わるのは早番だと19時、

遅番だと20時から22時の間。

 

 

 

ここから23時~24時までシャンプー練習。

 

 

 

それが2週間~1か月半ほど続いた・・・はず。

(細かい期間はうろ覚え笑 ごめんな)

 

 

 

いや、辛そうやん。

一見辛そうなんだけど、

みんな手伝ってくれる。

(まあ、早くデビューしないと怒られるし笑、

自分たちも営業的に助かるしね笑)

 

 

 

だから不思議と辞めたいとは思わなかった。

ただただ、みんなの期待に応えるために受かりたかった。

 

 

 

 

そして、テスト当日。

僕は落ちた。

誰よりも練習して練習して、

一番早く来て、最後まで残る。

そう決めていたのに。

 

 

 

 

結局、僕が合格したのは

お店の中の同期4人の中で3番目だった。

 

 

 

当時は今より見た目がチャラかったので笑、

良くお客様にも

 

『めちゃくちゃ遊んでるんでしょ(笑)』

 

 

って言われていた。

本当に、何回言われていたのかは忘れたけど、

とにかく言われていた笑

 

 

 

休みも練習、講習で、

一日休んだ覚えはあまりない。

でも、それが普通だと思っていた。

(RIZAPに入ったとき、

こんなに楽してお金沢山もらって良いのかな?

って思ったほど笑)

 

 

いや、RIZAPも忙しかったよ。

でも、周りが言うほどは僕は感じていなかった。

 

 

 

美容師時代に、話を戻そう。

そんなこんなで、僕はシャンプーに合格した。

 

 

嬉しかった。

 

 

『これでお店にも、お客様にも貢献できる!』

『これから、遅れていた分を取り戻していくんだ!!』

 

 

 

と、意気込みだけがふつふつ湧いてきた。

 

 

 

シャンプー入れるようになって、3か月後。

 

 

 

僕は、

 

 

『シャンプーは、酒井君『以外』でね』

 

 

 

と6人くらいに言われていた。

一か月2人ペース。

そこで、最大級の人格否定を食らった。

ひょっとしたら、もっとか??笑

思い出を美化しすぎているかもしれない。

 

 

社番は469だったから、

カルテに

 

 

『469以外で』

 

 

 

と書かれていたのを覚えているし、

めっちゃくちゃ悔しかった。

僕は、裏でチーフとたばこをふかしながら、

人生で初めて『悔しい』と『情けない』という感情で

 

 

 

泣いた。

 

 

 

本当は、女性のチーフだったので、

涙なんか見せたくなかった。

変なプライドがあったから。

 

 

でも、止められなかった。

 

 

だけどね、今思えば、

 

 

 

 

そこで逃げ出さなくて、本当に良かった。

 

 

 

 

これは、RIZAPに入社してからも本当に役に立った、

凄く大事な気づきだった。

 

 

 

『人は、みんな違う』

 

 

 

だから、

 

 

『求めているサービスが、みんな違うのだ』

 

 

 

ということ。

言葉にすればすっごく簡単な言葉だが、

当時の僕には衝撃だった。

 (自己中だったんですね、はい。)

 

 

 

それから一年後。

 

 

 

僕は店内で一番アシスタント指名を貰っていた。

 

全店の中から、

優秀なスタッフに任せられる、

運動会の司会も声がかかった。

(いや、司会は出し物しないといけないから、

そう言われていただけかもしれないけど笑)

 

 

 

売り上げも、同期の中で常にTOP3には入っていた。

 

 

あの痛みを胸に、

本当にたくさん技術や

コミュニケーションを勉強したから。

 

 

 

人が変われるときって、

 

 

○ほんまに死ぬほどつらい思いをしたとき

 

○他者に才能を認められたとき

 

○自分が(意識しながら)たくさんの人やものに触れて、

ある瞬間にハッと気づくとき

 

 

 

の、パターンしか僕はないと持っている。

 

 

 

本当に、当時は死ぬほど悩んだけど、

今思うとぜ~んぜん死ぬようなことはないし、

めっちゃ笑って話せる。

 

 

 

だけど、

当時僕を苦しみのどん底に落とすきっかけを作ってくれたお客様、

(もちろん、本当の原因は自分の勉強不足)

恨んだりして、本当にごめんなさい。

 

 

そして、

僕を支えてくれたたくさんのお客様。

そして先輩。

 

 

 

特に先輩には、本当に、

マジで、

 

めっちゃ、死ぬほど

 

 

感謝している。

 

 

もし、気づけていなかったら。

今僕はもっともっと嫌な思いをしていただろう。

 

 

 

RIZAPに入って、

新人のガリガリだった僕に、

 

 

『お前みたいな研修上がりのトレーナーじゃなくて、

本当のトレーナーに教えてほしいんだよ!』

 

 

 

そういわれた時も、

 

 

『今は確かに新人ですが、

○○さんを思う気持ち、成功させたい気持ちは誰にも負けません!

僕を信じて、一緒に取り組んでいただけないでしょうか。』

 

 

こう、言わせて頂けたのは、

あの時の先輩がやさしく、ときに厳しく教えてくれたからです。

 

 

 

プロとは何か、を。

 

 

 

 

失敗は確かに辛い。

お客様もたくさんダイエット中に失敗をする。

 

 

だけど、僕は今もあの時の失敗を胸に、

先輩みたいに本気で人をサポートできる、

そんなトレーナーを目指していこうと思う。

 

 

 

大丈夫。

 

あなたも、どんどん失敗していこうぜ!

 

命までは、取られないんだから。